中3生だから受験生?

サミングアップには宿題はありません。そのかわりに中学生は「計画学習」をしています。毎日、家庭でのあいている時間を利用して、計画を立て学習しています。

計画学習の中には塾の数学の事前学習、英語の教科書の聴き読み・聴き書き、それと一人一人が必要だと思う学習、たとえば塾での演習の復習、「学校ワーク」「単語練習」などがあります。

そして、この計画学習で大事なことは無理をしないことです。無理をしても長続きはしません。一人一人のできる時間、実行可能な時間から始めていきます。

 

特に中学2年生に言っていることですが、「君たちはいつから受験生になるの?」と。

「中3になったら受験生」ではなく「早く受験生になろう」ということです。

多くの中学生が勘違いしているのは、中学3年生になれば自動的に受験生になるのではないかと思っていますが、中学3年生=受験生とはかぎりません。

 

中1生、中2生の中にもりっぱな受験生はいます。

逆に中3生の中にも、なかなか受験生になりきれない「受験生もどき」の人もいます。

 

受験生とは一定以上の覚悟と条件を満たした人だけが名乗ることができる資格のようなものです。

受験生に必要なことはまずは覚悟。これは時間のかかるものではありません。一瞬でできます。

ただし、それこそ覚悟をもって決められるかどうかです。

決めること、それはただ一つ。脳内の中心に勉強をすえられるかどうかです。

簡単なことのようですが、実際にこれはなかなかできません。

もちろん、ほかの事を考えてはいけないのではありません。部活や遊びのことも考えていいのです。

大事なことは生活の中心に勉強が置かれるということです。

 

そして、この「受験生」になるための準備が大切です。

その手始めがこの「計画学習」です。

「目標の設定」「学習時間の確保」「学習項目のリストアップ」「学習計画の作成」

 これらの準備が整って初めて

受験生としてのフラッグを掲げての「受験勉強」をスタートさせることができます。

中2生はまさに「受験生」へのスタートをきったところだといえます。