スマホと学力の関係(1)

「スマホを机に置いていても勉強はできる!」かな?

勉強最大の敵はスマートフォン!

現代社会においてスマホは必需品になっています。
通信手段として、社会的接点ツールとして、調べ物をするのにも、欠かすことはできなくなっています。では、このスマホが子どもたちにとって必須アイテムなのかです。
子どもたちにとってスマホはたいせつな時間を奪う恐るべきツールだとご理解ください。
今のスマホはすごい機能を持っています。これからももっと進歩していくでしょう。
うまく使えたらパソコン同等、いやそれ以上の武器を持ったことになります。

でも逆にスマホがどれだけ勉強をするときに妨害になりうるかもご理解ください。
いや、わかってはいるけど、わかっていないフリをしてませんか?

中にはスマホを与えておけば勝手にどんどん興味のあるものを調べていって勝手に育つ? なんておっしゃる方もおられますが、そうなるのはごく一部の子だけ。

多くの子供は楽しいコンテンツの魔力にのまれ、LINEに振り回され、不毛な時間とお金を浪費するばかりになることでしょう。
自分を律することのできる子もいるかもしれませんが、ほとんどの子は流されてしまいます。
人間は楽な方・楽しい方に流されやすい生き物です。スマホはすごい武器・利器です。
これを武器・利器として、制約を作ったうえで使わせていくことがとても大切だと思います。

お父さん、お母さんが学生だったときを思い出してください。
テレビやゲームはリビングでしかできませんでした。漫画や小説など趣味のものは勉強机から離れておいてあったのでは。携帯電話が普及する前は夜10時を過ぎたら家の固定電話で友達と会話することなんてほぼ不可能でした。

これらがスマホ1つあればすべて可能になってしまうのです。
時間を選ばず24時間! この恐ろしさをわかっていただければと思います。
机のまわりに、テレビ、ラジカセ、ゲーム機、漫画、電話、すべてがあるのと同じ環境をスマホで作り上げてしまいます。 

 

スマホルール

勉強時と就寝時はスマホを子供部屋におかない。充電も子ども部屋以外で。

スマホの利点、勉強面においても役に立つ素晴らしい面はたくさんあります。
しかし、使いこなせる子どもはごく一部で、大半の子供にはそれが使いこなせないわけです。

調べ物がしたいのなら、リビングのパソコンや親のスマホを使わせてください。 
それか何も入っていない調べ物専用の安いタブレットを家に置きましょう。
といっても調べ物専用タブレットを勉強部屋に持ち込ませてはいけません。

YOU TUBEを見たくなる誘惑、LINEの着信に返信をしなければという義務感と戦わせてはかわいそうです。

スマホルールがゆるいのにお子さんの成績のことをきつく言うことができるでしょうか? 
厳しく書きましたがそれが真実なんです。

「スマホを机に置いて勉強」は「成績下がっていいよ」と同じ意味かもしれませんね。

理想と現実は違うとおっしゃる方もおられるかもしれませんが、テレビや漫画やCDプレーヤーを子供の勉強机の周りにおいておいたりはしませんよね。

繰り返しにはなりますが、このへんのスマホ家庭ルールが緩ければ成績も緩みやすくなります。それはスマホルールを作らずに目をつぶっていて、お子さんにすべてを任せている保護者の方の責任であるともいえます。 えらそうなことを言ってしまいましたが、でも、お子さんにスマホを持たせるときはそれなりのルールとご覚悟を。

最後までお読みいただきありがとうございました。反論もあろうかと思いますが、いろいろと考えていただくきっかけになれば幸いです。