中1ギャップとは?

 

新中1生は先週の入学式から一週間がたち、学校でも授業が始まったようです。

毎年、この時期になると中1ギャップに悩むお子さんがおられます。

中1ギャップとは小学校から中学校へと進級した際に

それまでとの環境の変化になじめず、いじめや不登校になったりする現象ですが、

学習面でも「中1ギャップ」というものが発生します。

1学期にはあまり感じられないですが、2学期に自覚してくることが多いです。

 

どういう事かというと、、、、

「小学生までは勉強で困っていなかった子が、中学に入ると勉強についていけなくなる」という現象です。

 

なぜこのような事が起きるのか?

中1ギャップがおこる原因の一番は、小学校で「勉強に困る子」がほとんどいないというか、「勉強に困らなくしている」という事実です。

実際、お子さんが「小学校の勉強についていけなくて困った」という方はほとんどいないと思います。

ところが、そういうお子さんの中から「中1ギャップ」で悩むお子さんが子が出てきます。

なぜか?

今の小学校ではクラスの人数は多くても30人ほどではと思います。

その中には、勉強ができる子や苦手な子がいます。

勉強が好きな子もいれば嫌いな子もいます。

小学校の先生は誰にむかって、つまりどのような子を対象に授業をするでしょうか?

じつは、だいたい「25番目から28番目」の子を対象にした授業をされています。

なぜか? いわゆる「勉強嫌い」「勉強が苦手」の子が出ないようにするためです。

小学校のうちに「勉強が苦手」になってしまう事は避けたいからです。

 

小学校の先生が良いとか悪いという問題ではありません。

ずっと昔、いわゆる「ゆとり教育」の前に、

小学校で「おちこぼれ」ということが問題になり、

授業放棄・学級崩壊が問題になったことがあります。

そうなることを防ぐために、「ゆとり教育」がうまれたのですが、

そのころから小学校での授業はほぼ全員がわかる授業、

それなりに80点以上はとれる授業レベルとなりました。

 

中学校の授業がそのままであれば問題はありません。

ところが小学校とは違って、

中学校では順位化、区別化をしないといけません。

3年後に入試があるために、全員が団子状態では困るので、

順位付けの必要がでてきます。

 

そのために中学校では授業の対象が30人中の「15番目」レベル、いわゆる真ん中あたりにに変わります。

平均点レベルの生徒がついてこられるように授業内容・授業スピードを組まないと、中学校での授業が3年間で終わらなくなります。

 

ということは、「16番目から28番目」のお子さんたちが困るのです。

小学校までは「まあ苦手な教科はあるけど、特に困ることはかった」という思いだったのが、

それが、中学に入っていきなり「説明が早い」「学習量が多い」ということになります。

そのことにすぐ気がつけばいいのですが、こんなはずではない、何とかなるはずだという思いの方が強いです。

実際、中学校でも一学期の間は意識して授業スピードをゆっくりとしてくれます。

ところが、夏休み以降、急に早くなり、急に難しくなります。

数学では「正の数負の数」レベルだったのが、「文字式」「方程式」

英語では「I  am,  You are」「I  play,  You have」レベルだったのが、「複数形、三人称、代名詞」

中1生で勉強がわからなくなる時期の多くは二学期です。

二学期には学校行事も体育大会や合唱コンクール、文化祭と目白押し。

部活でも中3生が引退し、試合にも出られるようになります。

一学期の間に学習方法をきちんと身につけておけばいいのですが、学習内容や学習スピードに耐えうる力を養成できていないので、そのままズルズルと引きずられれしまいます。

この一学期の間にしておかないといけないことは、やるべきことをやっておくということです。わかりやすくいうと、学習習慣を今のうちに身につけておいておくということです。

いちばん困るのが、わからなくなってきたときに、

「なんとかなる」「こんなはずではない」と放置してしまうことです。

そのあたりをよく観察してあげてくださいね。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。