中1ギャップとは?

 

新中1生は中1せいになったものの、学校の授業も始まっていませんね。

でも、何とか新型コロナウイルスも収まりつつあり、何とか6月からは学校がはじまりそうですね。

いよいよ学校がはじまり、新中1生たちは期待に胸をふくらませていると思いますが、

毎年、中1ギャップに悩むお子さんがおられます。

中1ギャップとは小学校から中学校へと進級した際に

それまでとの環境の変化になじめず、いじめや不登校になったりする現象ですが、

学習面でも「中1ギャップ」というものが発生します。

例年は1学期にはあまり感じられないですが、2学期に自覚してくることが多いです。

どういう事かというと、、、、

「小学生までは勉強で困っていなかった子が、中学に入ると勉強についていけなくなる」という現象です。

 

なぜこのような事が起きるのか?

中1ギャップがおこる原因の一番は、小学校で「勉強に困る子」がほとんどいないというか、

「勉強に困らなくしている」という事実です。

実際、お子さんが「小学校の勉強についていけなくて困った」という方はほとんどいないと思います。

ところが、そういうお子さんの中から「中1ギャップ」で悩むお子さんが子が出てきます。

なぜか?

今の小学校ではクラスの人数は多くても30人ほどではと思います。

その中には、勉強ができる子や苦手な子がいます。

勉強が好きな子もいれば嫌いな子もいます。

小学校の先生は誰にむかって、つまりどのような子を対象に授業をするでしょうか?

じつは、だいたい「25番目から28番目」の子を対象にした授業をされています。

なぜか? いわゆる「勉強嫌い」「勉強が苦手」の子が出ないようにするためです。

小学校のうちに「勉強が苦手」になってしまう事は避けたいからです。

 

小学校の先生が良いとか悪いという問題ではありません。

ずっと昔、いわゆる「ゆとり教育」の前に、

小学校で「おちこぼれ」ということが問題になり、

授業放棄・学級崩壊が問題になったことがあります。

そうなることを防ぐために、「ゆとり教育」がうまれたのですが、

そのころから小学校での授業はほぼ全員がわかる授業、

それなりに80点以上はとれる授業レベルとなりました。

 

中学校の授業がそのままであれば問題はありません。

ところが小学校とは違って、

中学校では順位化、区別化をしないといけません。

3年後に入試があるために、全員が団子状態では困るので、

順位付けの必要がでてきます。

 

そのために中学校では授業の対象が30人中の「15番目」レベル、いわゆる真ん中あたりにに変わります。

平均点レベルの生徒がついてこられるように授業内容・授業スピードを組まないと、

中学校での授業が3年間で終わらなくなります。

 

ということは、「16番目から28番目」のお子さんたちが困るのです。

小学校までは「まあ苦手な教科はあるけど、特に困ることはかった」という思いだったのが、

それが、中学に入っていきなり「説明が早い」「学習量が多い」ということになります。

そのことにすぐ気がつけばいいのですが、こんなはずではない、何とかなるはずだという思いの方が強いです。

実際、中学校でも一学期の間は意識して授業スピードをゆっくりとしてくれます。

ところが、夏休み以降、急に早くなり、急に難しくなります。

数学では「正の数負の数」レベルだったのが、「文字式」「方程式」

英語では「I  am,  You are」「I  play,  You have」レベルだったのが、「複数形、三人称、代名詞」

中1生で勉強がわからなくなる時期の多くは二学期です。

二学期には学校行事も体育大会や合唱コンクール、文化祭と目白押し。

部活でも中3生が引退し、試合にも出られるようになります。

一学期の間に学習方法をきちんと身につけておけばいいのですが、

学習内容や学習スピードに耐えうる力を養成できていないので、そのままズルズルと引きずられれしまいます。

この一学期の間にしておかないといけないことは、やるべきことをやっておくということです。

わかりやすくいうと、学習習慣を今のうちに身につけておいておくということです。

いちばん困るのが、わからなくなってきたときに、

「なんとかなる」「こんなはずではない」と放置してしまうことです。

そのあたりをよく観察してあげてくださいね。

 

今年は夏休みも短くなりそうで、6月からの1学期の勉強がいつもよりもスピードが速く

中1ギャップに早めの対応をしなければならないかもしれません。

ちょっとあぶないかなと思ったときに早めに手当てをすることが肝心ですね。

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。