小学生の時に大事なこと<2>

学校の勉強といえば英・数・国、特に重要視されているのが英語です。

小学校で英語の授業が始まったこともあり小学生や幼児期のお子さんへの英語教育が脚光を浴びています。

小さいときから「勉強するというより慣れる」という感覚で外国語を身につけることができれば語学に対する感覚を磨く意味でも、語学に対する抵抗感を減少させる意味でも非常に有意義なことです。

しかし、その英語を理解するにしても、算数・数学を磨くにしても国語ができない生徒は必ず困ります。

わたしたちが頭の中で何かを考える際には必ず日本語を使用します。『考えを導き出す』という過程においては必ず日本語で思考し、日本語で想像していきます。

読んだもの・聞いたことを自分の言葉でイメージし、理解を確認する。自分の持っている知識・体験を言葉でイメージし表現する、聞き手に伝えるときに言葉をイメージし表現する。このイメージし理解・表現する力が非常に重要となります。

その国語力の中でも漢字力は国語の基礎として必ず勉強していますし、練習とテストを繰り返せば力はついてきます。

読解力は元来は大人からの絵本の読み聴かせなどを通じて言葉を頭の中でイメージし具現化していき、それを組み立てていくことで養われていきます。

ところが小学校になると読解力は読解力本体を養うというよりも、どうしても指示語や接続語、段落要旨といった問題を解く力としてとらえられ、ともすると言葉が記号化され、頭の中の思考というよりも紙の上だけの勉強となってしまいがちです。

よく国語力は小さいときにできてしまうと言います。これは国語力というものが残念なことに問題を解くだけで養われるものではないことの裏返しともいえます。

サミングアップでは漢字・読解問題だけでなく、この言葉をイメージし想像する力を身につけるトレーニングもカリキュラムに組み入れ国語力本体をのばすことを方針としています。

そうすることが算数力や英語力をのばす近道だと考えています。

 

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