定期試験でいい点数をとるには「基礎編」
中間テストが終わり、成績表が返ってきているのではないかと思います。
成績が良かった人、思うほどいい成績でなかった人、いろいろだと思います。
大事なのはどんなところをまちがったのか、できてなかったのかを分析することです。
で、それを今月終わりの期末テストの対策にどう生かすかですね。
特に中1生にとっては初めての順位が出るテストでしたね。
いい成績をとるにこしたことはありませんが、悪くてもそれをどうリカバーしていくかが大事です。
今日はその定期試験で点数を取る方法の基礎編をお伝えします。
当然ですが、中学に入ったばかりの1年生は「試験勉強」の方法が全く分かりません。
それくらいは学校の先生が教えてくれるのでは?
残念ながら「こうすると良いよ」という指導が学校でされる事はありません。
ということは中学生は自分で「試験勉強」はどうやってするのかを考えなくてはなりません。
まずはこの事を知っておいて頂くだけでも大きな違いがあります。
「学校で指導してもらえる」と思っている保護者の方やお子さんは案外と多いですから。
テスト勉強で学校からテスト勉強のためにいい材料を与えてもらえます。
ワークとかの課題です。
テスト範囲といっしょにテスト終了後に提出する各科目の学校のワークの範囲もでます。
中学校では日常は宿題はあまり出しません。
宿題を出してもやってこない子の方が多いとわかっているからなのですが、
その代わりに、定期試験前になると問題集やノートの提出をさせられます。
その代わりに、定期試験前になると問題集やノートの提出をさせられます。
私が中学の頃にはそのような「課題」はなかったと思います。
同じようにお父さんやお母さんのころに「課題などなかった」と思う方もおられるのでは。
そして、この「課題」が勘違いを引き起こす大きな要因になるのです。
各中学校の先生はテスト範囲を提示しても何もしない子がいるだろうからということで、
少しでも勉強してほしいので課題を出すのですが、
多くの子は「提出課題をする」=「試験勉強」であると勘違いしてしまいます。
というか、それだけでテスト勉強をした気持ちになってしまいます。
試験に向けて最初にやるべき事は、
試験対策のために「何もない1週間」をつくりだすことなんです。
次にその「何もない1週間」に何をするかです。
その「何もない一週間」に何をするのか。
・「できるはず」のことを完璧になるまで仕上げる
・「もう少しでできそう」なことを「できる」ことに変える
とうことはその「何もないまっさらな一週間」の前にそれを仕分けておかないといけません。
ところが、試験前日まで「課題」に追われると、明らかにできるはずの計算問題や、
ちょっとした応用問題とかができなくなります。
また、覚えておかないといけない英単語や重要表現、社会の暗記項目、
こういったことも一週間前までに覚えておいて
テスト前一週間の間にチェック、対策問題ををしておかないといけません。
テストの前日に時間がないからという理由で
ワークの答えを赤ペンで書き込むという「作業」に追われると----。
当然結果は明白です。
でも、そんな勉強をしているお子さんもテスト勉強をしているという気持ちにはなっています。保護者の方もテスト前には部屋にこもっているのにと。
試験直前で「作業」に追われる子の成績が伸び悩む事は当然といえば当然です。
しかし、この当然のスパイラルに陥っている子が多い事もまた事実です。
テスト勉強はしているのに、---。
新中1生のお子さん、また新中2、新中3のお子さんも
是非とも知っておいて欲しいのです。
まずは「何もない真っさらな1週間」をどうやって確保するのかがすべてなんです。
その一週間に「何をすれば良いの?」と悩む事こそが、試験勉強のスタートなんです。
何をするのかを考えて計画することがテスト勉強なのです。
何をするのかを与えられてそれをこなすことがテスト勉強ではないのです。
もう一度お伝えしますね。
学校の課題をすることがテスト勉強ではありませんよ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。