頑張ってることは頑張ってるけど—–

 

がんばってるのに成績が思うように上がらないということがあります。

塾にも休まずに来ているし、テスト対策も毎日来てる。

英単語のテストも毎回合格!

成績は上がってることは上がってるけど、

あるところからSTOP

なぜなのか?

 

私は生徒たちによく

「自分の勉強に自分の意思をいれるように」と言っています。

決まった時間に言われたことだけを勉強するのではなく

そこに自分の意思が入っているのかが成績を上げるポイントではと思います。

 

では、意思とは何か?

わかりやすいのは「目標」であり、「目的」だと思います。

成績を上げるためには、正しい目標設定・目的意識を持つことが不可欠です。

 

ところが不思議なことに、たとえば400点を目標にすると

実際の点は400点に満たないことがよくあります。

実際に試験を受けると、

ミスや緊張やいろいろなことが原因で目標よりも下の点数になりがちです。

 

ではどうしたらいいのか?

400点を取りたいなら、420点を取れるよう行動すればいいのです。

・いつもより長く勉強をする
・いつもより多く問題を解く
・いつもより多く暗記のチェックをする

また本番の試験中は、何度も見直し、解きなおしをして、ミスをさがす。

「どこかしらミスがあるはず」という気持ちを持って見直せば、

必ず1問はミスを見つけ、正しく直すことができます。

 目標・目的をもつことがやる気につながる

その目標には目的があるか?

目標は何かしらの目的を達成するための努力目標であり、数値目標です。

目的とは、なぜそれをやるのかという理由です。

だからやる気が出ないというのは、

目的がないからまたは弱いからなのです。

 

例えば、友だちにサッカーの練習を誘われたとします。

しかし、あなたはあまりやる気がおきません。

なぜやる気にならないのか、その答えは決まっています。

その練習に目的がないからです。

 

でも2週間後にサッカーのチームを選ぶということを伝えられたらどうでしょうか。

チームの選手に選ばれたいという目標ができたら

気持ちは180度変わり、毎日、自分から練習するようになります。

 

つまり、やる気とは目的意識によって支えられているのです。

目標を達成する上で大切なことは、

目標を達成しなければならない理由、

つまり「目的」を作ってしまうことだと言えます。

 

目標達成できなくても成功する理由

勉強においても目的さえあれば、好き嫌いなど関係なく努力することができます。

そのうえで目標を作れば、間違いなく成功します。

 

たとえば塾生のA君は定期テストの目標を次のように設定しました。

・5計 440点
・順位 10番

・最低ライン 前回より点数を上げる(前回430点)

この目標には意味があります。

志望校への合格点であり、目標順位です。

次回のテストでこの順位をとれたら志望高校を受験できます。

ここまでの理由があって作った目標に対して努力しない人はいません。

 

結果はどうだったかと言うと、

5計 439点
順位 15番

目標達成とはなりませんでしたが、このテストは成功だと言えます。

 

目標に近づくことができたからです

この目標に近づくということの連続が目的を達成するための方法です。

自分の勉強に「目的」をもち、そのための「目標」を設定する。

これだけでも今までの勉強とはちがうものが待っていますよ。