高校数学の克服・学習法

高校数学が決め手です

各高校で上位の成績をとるには、そして志望大学へ合格するには—–

そのためには英語・数学を得意教科にすることです。高校生の日々の学習は、授業の予習・復習に追われ、特に、重要科目の英語と数学の負担は大きくなります。したがって、各高校で上位の成績をとるためにはまずは英語そして数学を得意にすることです。

その2教科の中でも一度ダメージを受けると回復に時間が掛かる数学を優先的に得意教科にしなければいけません。高校数学は学校の授業の予習をしないと間違いなくわからなくなり、しかも回復不可能なところまで追い込まれてしまいます。いわゆる「数学難民」とよばれる状態です。ですが、学校の予習をきちんとするだけで、だれでも「数学は優等生」になることもできます。「数学がきらい・苦手」だからという理由で高1の段階でギブアップし、そのために将来の選択肢・可能性を狭くならざるをえないケースが多くみられます。お子様の将来性を広げるカギは「数学」が握っているといっても過言ではありません。

数学をわかるようにして、できれば得意にすることによりほかの科目もふくめて勉強というものへの積極性、前向きな気持ちを持つことにより、進路の幅をひろげ、将来への可能性を広げていけたらという思いで「数学を徹底的にきたえるサミングアップ」としています。

<高1>
高1生にとって大事なのは高校の勉強に慣れること、そのためには「目の前の課題を解決する」ことが重要です。毎日の数学の準備から始め、毎週出る週末課題や宿題をできるようにする、そのうえで目の前の「中間テスト」「期末テスト」でいい点をとることから始めます。

<高2>
文系・理系、国公立型・私立型とコースを決めた高2生はそろそろ受験のことを考える時期です。このころの高2生では二つのことが考えられます。
一つは高1からの延長線上の学校の数学、つまり数Ⅱ・数Bを克服したいということです。高1から頑張っている人にとっては少し難しくなりますが、解決法を見つけている高2生にとってはそう難しくはありません。
二つ目は高1の数学を十分に理解せずに高2の数学に入ったときです。高1の数学を理解していないのに高2の数学なんてと思うかもしれませんが、高2の数学と高1の数学を両方勉強することは時間的にも無理があります。とりあえずは数Ⅱ・数Bを理解することに努めましょう。そうすることにより数学そのものを理解度が深まり、春休みや夏休みのときに数Ⅰ・数Aを復習することにより学習しやすくなってきます。大事なのは今やっていることを理解することです。

<高3>
センター試験だけでいいのか二次対策までするのか、数ⅠAだけでいいのか、数ⅡBまで必要なのか、先ずは1年間の計画を立てましょう。その上であせらずにじっくりと解いていきましょう。同じ問題集をくり返し完璧にすることが大事です。自分の問題の引き出しを増やしていきましょう。テストではどんな問題が出るのかはわかりませんが、どの問題のパターンかを見きわめ、それを使えるようにくりかえすことが大事です。大事なのはあせらないこと。基礎ができていないのに入試問題を解いても力はつきません。