成績を上げる条件
サミングアップではお子さまにつきっきりで手とり足取りで教えてはいません。
もちろん、学習へのサポートや手助けはしていますが。
なぜ、個別に手とり足取り教えてはいないの?
個別に教えたほうがよくわかるし、成績が上がるのでは?
保護者の方やお子さんの中にもそう思っておられる方は多いと思います。
でも、そう簡単には上がりません。
個別につきっきりで教えると、その日、その時の質問には答えられますし、わかったつもりにさせることはできます。それでも、成績は上がりません。
なぜなのか?
それはお子さまの勉強への考え方や生活習慣を変えない限り成績は上がらないからです。
教えてもらうとわかります。理解できた気になります。そこから先に何があるかです。
成績がかんばしくないお子さんの特長としては「自分に甘い」「簡単に欲望に負ける」「しんどいことはいや」「楽な道を選びたがる」ということです。
宿題は後回し。スマホばかりいじって家庭学習はしない。計画性がない。勉強のできない理由を部活のせいにする。集中力がない。友だちの誘いにすぐにのる。勉強しない理由を常に探している、待っている。 一つでも当てはまるとアウトです。
成績を上げる以前に「やるべきことをやる」「当たり前のことを当たり前にできるようにする」というところから変えていかないと成績はあがりません。そのあたり前のことができるようになって初めて、成績や学力に目を向けることができます。
では、何が大事なのか?
自分で理解する、わかるようにするという努力をする。自分で解決する気持ちを持たせる。
つまり自立させる・自制させるということです。
そして、いい意味であきらめさせることです。あきらめさせるとは、自分でやらないと終わらない、だれも助けてくれない、自分で解決しないと先へ進まないと思うことです。
その努力に対して必要な手を差し伸べることにより、つぎの段階へ上ることができるのです。
もちろん、これはしんどいことです。すぐに元の楽な世界へ戻ろうとします。
すぐには結果はでません。ちょっとがんばっただけなのにできないとすぐにあきらめようとします。「どうせがんばってもあかんわ」と言って。
でもその先の成功体験を味わうことによりはじめて継続しようという気持ちがうまれます。
このときは教える側も教えられる側も我慢しないといけません。
教える側も教えたほうが楽です。なぜならわかったつもりにさせ、先へ進ませることができるからです。
サミングアップの体験授業を受けた子は今までで一番よくわかると言います。もちろん、体験だけ先生がついて教えるというわけでもありません。なぜ、わかるのか? 理由は簡単です。
わかるまで先へ進まないからです。わかるまで考えさせるからです。わからないのに先へ進んだり、わかったつもりにさせないからです。
でも、入塾してもすぐには結果は出ません。というか、勉強はしんどいですよね。
楽なことは続きますが、しんどいことは続きにくいです。
すぐに元へ戻ろうとします。そこで、教える側も教えられる側も踏ん張れるかです。
そこを踏ん張って、頑張ったお子さんがその先の成功体験を味わうことができるのです。
よくうちの子は勉強への欲がないとおっしゃる保護者の方がおられますが、欲というのは成功体験があって初めて生まれるものですよね。おいしいものをたべた。スポーツで勝った。得点をあげた。試合に勝った。ピアノをじょうずに弾けた。水泳で泳げるようになった。こういう成功体験をしてこそ次の目標・欲が生まれるのではと思います。その最初の成功体験をどうやって作るのかです。成功というのは自分で実行するから成功なんですよね。